日本語:http://www.seinan-jo.ac.jp/ウクライナ情勢に関する学長声明/
この度のロシアのウクライナ侵攻により、市民の平穏な日常生活が突然に破壊され、子どもや女性を含む多くのひとの生命が危機に瀕しています。武力行使により、尊い命や人生が奪われることを、絶対に許容することはできません。
西南女学院は100年にわたって、信仰と希望と愛を大切にしたキリスト教主義教育を行ってまいりました。一貫して平和を希求し、感謝と思いやりの心を持って地域や国際社会に貢献する女性を育成してきました。
西南女学院大学の保健福祉学部(看護学科、福祉学科、栄養学科)と別科(助産別科)では、対象者の生命、健康、生活を守ることを学んでいます。人文学部(英語学科、観光文化学科)では、国際交流や地域連携を通して他者の多様性を受け入れることを学んでいます。短期大学部(保育科)では幼児を慈しみ育てることを学んでいます。
現在のウクライナでは、医療、福祉、教育の現場も壊滅的な被害を受けています。本学で学生たちが夢と希望を持って学んでいる全てのことが失われています。多くのひとの尊い命や人生が奪われている惨状に、深い悲しみと強い憤りを覚えます。
皆で心を合わせて、一日も早い戦争の終結を祈りたいと思います。そして、対話による平和的な解決を求める世界中の人々との連帯を表明します。
2022.3.22
西南女学院大学・西南女学院大学短期大学部
学長 浅野嘉延
English: http://www.seinan-jo.ac.jp/presidents-statement-on-the-situation-in-ukraine/